歯のスライシング(歯の側面の削合)について

投稿日: カテゴリー: mouth

今日はスライシングについて考えてみます。

マウスピース矯正や部分矯正で治療する時はスライシングと言って 歯の側面を少し削る事がよくあります。
ディスキング ストリッピング IPR と言った表現をされることがあります。基本的にどれも同じことです。

患者さんから健康な歯を削って大丈夫なのでしょうか? とよく質問があります。
歯を削る事には誰でも抵抗があると思います。調べたところ海外の論文ですが10年以上の追跡調査した結果がありました。

1991年Thordarsonらによると、平滑面が形成できていれば有害な副作用は生じないと証明されています。平滑面というのは、歯の側面を削合する時に側面に段差をつくらないと言う意味だと思います。

スライシングする時は歯専用の紙やすりを使用します。実際に紙やすりを使用すると歯の側面はより平滑になる気がします。

私自身最近気が付きましたが、歯と歯の間の磨きにくいところをスライシングすると、今まで一度も掃除できていない部分がきれいになり歯石、歯垢がなくなり歯肉が健康的になる方多いです。
歯肉の治療を目的にしていたわけではないのですが、結果的に歯肉の状態も改善しています。

実際に削合する量は歯によっても違いますが、歯の側面(一面)で0.1mm~0,25mmと虫眼鏡でみないとわからないくらいです。
健康な歯を削って大丈夫なのでしょうか?という質問の答えとしては常識的な量であれば大丈夫と個人的には考えております。

次回は スライシングして虫歯にならないの? という疑問について考えてみたいと思います。